スケートボードを使用したスノーボードオフトレ Vol.01

堀之内 剛プロによる OFF TRAINING by Skateboard
Photography_@PSA-ASIA / @GOKATU / @JYUNKO OKAMURA

CARVE Onlineでは、CARVINGを楽しむスノーボーダーに向けて、オフシーズンでのスケートボードを使ったオフトレーニングを連載コーナーで紹介します。堀之内 剛氏プロデュース企画!

堀之内 剛
JSBA/PSA-ASIA公認プロスノーボーダー、SUPAベーシックインストラクター。
スポンサー・アンバサダーSHARK ENERGY DRINK / YOROI / VITORA / スノサウルス / むねぐみ茶/ TFA / HEAVEN SKATEBOARDS
スケートボードレース歴:2004年 IGSA World Cup RED BULL Almabtreide Skateboard Down Hill(Germany)、Burnig Wheels Tour Board-X(Switzerland)、AJSA-TAC(日本スケートボード協会タイムアタックサーキット)国内サーキットを転戦中。

アイテムの紹介

HEAVEN SKATEBOARDS
モデル:MANHATTAN31
サーフトラックUPSトラックを仕様。デッキにウィールが接触しなく、深いキレのあるターンが可能、デッキも良い位置にコンケープとキックがあり、スケートボード初心者から上級者まで楽しめるスケートボードです。

YOROI SKATEBOARDS
モデル:JUJU45
スノーボードオフトレ用として販売されているYOROI SKATEBOARD JUJU45は、45インチと長いデッキで、少し堅めで、少しロッカーになっていて、小回りが利く仕様になっている。またトラックは、よくサーフスケートやスラロームスケートボードで使用されているRKP(リバースキングピン)トラックを仕様。安定した滑走が出来ます。

ヘルメット
モデル:不明
スケートボードで一番危険なのは、アスファルトに転倒した際に頭を打つ事です。必ずヘルメットを着用してスケートボードを行ってください。

CHECK POINT
「TKP
トラックとRKP
トラックの違い」
TKP(トラディショナルキングピン)
普通のスケートボードのトラックというのが簡単ですね。キングピンが内側にあるタイプで、昔から使われている伝統的なタイプです。用途がカービングではなく、トリックやグラインド目的な物が多い。

RKP(リバースキングピン)
もともとカービングと安定の為に作られたもので、ロングボードシーンの中では一般的なものです。スラロームレースやダウンヒルレースで使われるのもこのRKPです。ターンが切れてスピード安定性もあるので、カービングやクルージングなど適しています。

プッシュ(スケーティング)の方法

※フットブレーキの方法
プッシュとは、スノーボードで言うスケーティングの事を言います。スケートボードでは、プッシュで初速を付ける事が多く、絶対に必要な技術です。またフットブレーキにも応用できますので、必ず行ってください。

①前足をデッキの上に乗せる

②前足過重で、片足立ちをする。後ろ足を路面と接触しない程度おろす

③前足過重のまま後ろ足を路面ギリギリまで前のウィール横に下げて靴と路面がギリギリの部分で、後ろ足を前後に振るように動かす。

④フットブレーキは、前足過重のまま後ろ足を徐々に路面に触れるまで下げる(路面に靴を擦る感覚)

⑤前足過重のまま徐々に後ろ足で路面を後ろに蹴りだすイメージでプッシュ!

(注意)滑走中、急にデッキから降りることで怪我をする場合がありますので、デッキから降りる場合は、慌てず、ゆっくり 前足過重にし、後ろ足をゆっくり降ろして、フットブレーキを行ってください。

ポジショニング

まず足首の力や自分がボードに乗っている位置を確認する事が必要です。滑走して やろうとしても、動いてしまっているので、ちゃんと意識できません。確実に意識するには、停止状態で角付けやニュートラル、乗る位置の確認を行うことが必ず必要と考えます。

※滑らない芝生の上や土の上 等で、ポジショニングや角付けの練習を行いましょう!芝生や土の上等で出来ない場合は、二人一組になり、ウィールを足で動かないように抑える人と一緒にやってください。(右の写真と紐づけ)

①足首だけで角付けをして、自身のポジショニングを確認してください。
※ご自身のスタイルで、ポジショニングのイメージする事が必要です。

②足首だけで角付けをしながら、上半身も動かしてみましょう。その際、滑走していることをイメージしながら、なるべくオーバーアクションで動かしてみましょう。
※必ずニュートラルポジションを入れることが、滑走する際とても重要になります。

重要:ポジショニングの方法や乗る位置、上半身の動かし方、などなど まずは、ご自身のスタイルで行ってください。どの様にスノーボードに乗っているか?どの位置に乗っているかをスケートボードで確認する必要があります。

滑る
プッシュ、フットブレーキが出来るようになったら、とりあえず自分なりのスタイルでターンをしてみましょう。滑走中は、ご自身の感覚で乗る位置等、カービングターンを意識しながら、色んな事を試す事が、スノーボードのオフトレに繋がります。深いターンの意識や大、中、小のターン、色んなことを試す事も良い練習になります。

※スタイルの強制は、怪我のリスクとなりますので、まずは、ご自身のスタイルでスケートボードに慣れる事が重要になります。まずは、簡単なフラットな場所で練習する事をお勧めします。

最後に。。。

シーズンオフで横に乗れるスポーツは、他にもサーフィンやマウンテンボードがありますが、それぞれに良いオフトレになる部分があり、そしてオフトレにならない部分もあります。スケートボードのオフトレは、スノーボードと違いターン中ボードは立ちませんが、ターンのメカニズムやポジションチェックなどのトレーニングに必ずなります。まずは、考え過ぎず、理論ではなく、単純に素直に滑ってみて下さい!

次回は5
1,規制トレーニングに必要なマテリアル
,規制トレーニング方法(大回転)(YOROI SKATEBOARD JUJU45
,規制トレーニング方法(中回転)(YOROI SKATEBOARD JUJU45/TRG SKATEBOARDS

関連記事

TOP