ISPO Munich 2020

Overseas Report
〜2020/1/26〜29  ISPOウィンター世界見本市レポート〜

毎年、世界最大規模で開催されるISPO。その広大な展示会場は、まさにエンターテイメント! そんなISPOのレポートを毎年のように訪れている椎津さんからいただきつつ、素人目線の質問にもお答えいただいた。いつかは行きたい!

毎年1月末から2月上旬にかけてドイツ/ミュンヘンで開催されているヨーロッパ最大級のアウトドア・スポーツ世界見本市「ISPO」(イスポ)。50年近い歴史を持つISPOショーはあらゆる分野のスポーツブランドが出展。その数は2,700ブランド以上、来場者数は8万人を超えるほど。毎年開催されるISPOショーでは近年のトレンドを実感する事ができ、世界中から各ジャンルのプロフェッショナルが多く集い、ビジネストークを繰り広げている。各ブランドは思考を凝らして新商品をディスプレイし、プレゼンテーションをおこなっている。それは視察するだけでも楽しいエンターテイメント空間である。また各国のディストリビューター(輸入代理店)は世界の最先端とも言える商品や物珍しいアイディア商品を発掘し、自国のマーケットに参入させるための商談をおこなっている。まさにISPOショーは時代の流れを作り出す業界最大級のイベントである。

ISPO(イスポ)

1970年からスタートした世界最大級の国際スポーツ用品総合見本市。現在は120カ国以上、2,700社以上の企業の出展があり、80,000人を超える来場者数を誇る。

多くの人が行き交うミュンヘン中央駅(München Hauptbahnhof)。ISPO来場者の多くがミュンヘン中央駅付近のホテルに滞在している。更に中央駅はドイツ最高峰とも言えるスキー場「ガルミッシュパルテンキルヒェン」まで電車で1時間から1時間半ほど

かつて空港だった場所をISPO会場にした広大なイベントスペース

多くの来場者で賑わうISPO会場のエントランス

会場の各ホールではこのようなくつろぎのスペースも用意されており、商談スペースとしても活用されている

オリンピックやワールドカップで使用されている旗門ポールツール「LISKI」。日本のコーチたちも多く使用している

あらゆるスポーツに特化した機能的なソックスも数多く出展

近年、日本のレースシーンでよく見かけるイタリアのプロテクションツール 「UFO plast」

日本での取り扱いはなくなったが、毎年新しいモデルをプロダクトしている老舗ブランド「F2 SNOWBOARDS」

魅力的なデザインで機能性に優れたヘルメットやゴーグルなども多く出展している

「いつかは行きたい」ISPOについてのQ & A

Q 相当多くの出展社があるそうですが、どんなものが見られるのですか? またスノー分野での出展はどのくらいの比率ですか?

ISPO WINTER EXHIBITIONでは、スノースポーツの他にアウトドア、アクション、フィットネス系のブランドが出展しており、各分野の機能的な商品やアイディア商品を見ることができます。スノー分野の出展比率は大体全体の7割くらいでしょうか。余談ですがISPOは夏も開催しており、そちらはアウトドアの出展比率が非常に多いようです。

Q 世界最大級の大きい見本市かと思いますが、どのくらいで回りきれるものですか?

会場の総面積は34万㎡(東京ドーム7個分くらい)で非常に広大です。全てのホールを視察するには1日では足りないかもしれません。効率良く視察するには会場のエントランスで配布している小冊子から各ホールの出展ブランドをチェックして計画を立てて視察すると良いかと思います。

Q 来場者も多いそうですが、もし行くとしたら、宿泊施設やエアーなど、早めに予定を立てたほうがいいですか?

ISPO開催期間は日本から多くの業界関係者が訪れる為、エアチケットは数ヵ月前に手配する必要があります。宿泊施設につきましても各国の来訪者が近隣のホテルを数ヵ月前から予約しますので早めに手配する必要があります。

Q いろいろあると思いますが、ISPOと近隣の見どころ、名物料理などあれば教えてください。

多くの来訪者が宿泊している中央駅(Hauptbahnhof)から1駅(徒歩だと15分くらい)行くとマリエン広場(Marienplatz)という有名な観光スポットがあり、毎日多くの観光客で賑わっています。更にマリエン広場から5分くらい歩くとホフブロイハウス(Hofbräuhaus)という有名なビアガーデンがあり、午前中から多くの人が大ジョッキでビールを呑みながら本場のソーセージを食べて楽しい時間を過ごしています。

関連記事

TOP